あらすじ以外の内容紹介や感想はネタバレも含めたものになっています。これから作品を見るのを楽しみにしている方は閲覧にご注意くださいね。
「プリンセスのすること」
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あらすじ
ソフィアは家族でペガサス・ダービーの観戦に行くことになりました。大好きなペガサス・ダービーを間近で見れると大喜びのソフィア。王立アカデミーにもペガサス・ダービーのチームがあると知ったソフィアは、自分も参加したいと言いますがアンバーたち王女もヒューゴたち王子もみんな、ダービー・レースは王子がやるものだと反対します。
でもソフィアは「何にでも初めてはある」と家族を説得しレースに出ることにしました。次の日、張りきって練習に参加しますが、ソフィアが乗ることになったのは誰も乗らない小さなペガサスのミニマスでした。
内容紹介(ネタバレ含む)
家族でペガサス・ダービーの観戦に向かうソフィア。
「ペガサス・ダービーの楽しみは”おしゃれ”でしょ」というアンバーの支度に時間がかかり、少々遅れていました。
ソフィアは「この国のスポーツで1番好き」というだけあって早く行きたくて仕方がない様子。
ペガサス・ダービーを間近で見て大興奮のソフィア。ジェームズから王立アカデミーにもペガサス・ダービーのチームがあると聞き、練習を見に行くことにしました。
ギリアム卿に「ペガサス・ダービーのテストを受けたい」とお願いするソフィア。ギリアム卿だけでなく、そこにいた王子、王女からペガサス・ダービーはプリンセスのすることではないと反対されてしまいます。
自分の部屋でみんなに反対された事をクローバーたちに話すソフィア。落ち込んでいるソフィアにクローバーは「本気でやりたいんだったら周りを気にせずやってみろ!」とエールを送ります。
夕食時、家族にペガサス・ダービーのチームに入るんだ!と話すソフィア。もちろんジェームズとアンバーは反対します。
でも「どんな事でも初めてはあるよ!」とソフィアは強く訴えます。
「とてもいい考えだと思わない?」ソフィアのママ、ミランダに言われてローランドも頷きます。どうやら大人はソフィアを応援しているようです。
パープルの乗馬服に身を包み、張りきって練習に参加するソフィア。そんなソフィアが乗ることになったのは誰も乗りたがらないミニマスという小ぶりなペガサスでした。
ペンダントの力で動物と話せるソフィアはミニマスに話しかけます。「優勝したいなら他の馬にした方がいい。俺は足が短いし、翼も小さい、早く飛べないし、ちょっと気も小さいんだ」というミニマスにソフィアはそのままでいいんだよと言います。
ジェームズに基本を教えてもらい一生懸命練習をするソフィア。でもなかなか上手く行きません。何回も落ちてしまいます。もう止めてもいいんだよというジェームズに「私は諦めない!何回落ちても気にしないもん」とまだまだ頑張る様子のソフィア。そこへやってきたヒューゴ王子に「やっぱりペガサス・ダービーはプリンセスのすることじゃないんだ」と嫌味を言われます。
「僕の事は好きなだけ笑っていい。でもソフィアの事は笑うな。」ジェームズはソフィアをかばいます。
今度はジェームズと2人でペガサスに乗り練習します。ペガサスはコースをきれいに飛んでいきます。「本当に飛べるなんて信じられない!空を飛べた!!」と大喜び。
少しずつペガサスに乗るのも慣れてきたソフィア。でもコースの最後にある高い塔の鐘を鳴らすことができません。練習で落ちそうになっていました。テストまであと1日しかなくソフィアも不安になります。ロビンに「早起きして練習しよう」クローバーに「やるだけやってみよう!」と背中を押されます。
(歌)
『飛び立とう新しい世界を目指して 諦めなきゃ絶対できるはず
でも勝ちたければしっかり練習 上手くなるまで何度でもやらなきゃ
なんにでもなれる なんだってみえる どんな事も覚えて どこまでも行ける
私にはできる あなたにもできるはずだよ やればきっと できる』
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ソフィアは気持ちを新たに頑張って練習します。コースも順調に進んでいきます。でもやっぱり最後の塔はクリアできません。ヒューゴに「諦めてプリンセスらしくしていた方がいい」と言われてしまいます。自信をなくして戻るソフィアを待っていたのはミランダでした。ペガサス・ダービーに出たくないともらすソフィアにミランダは「プリンセスだってできる事だと思うわ。あなたがどうしたいかが大切よ。」と言います。
パパとママが観戦に来るのと、思ったより観客が多いのとで少し緊張している様子のソフィア。
ついにペガサス・ダービーチームのレースがスタートしました。このレースで1着と2着の生徒がチームに参加できるようになります。
まずはヒューゴがリード、すぐ後ろにジェームズが続きます。ソフィアも出だしは遅れたものの順調です。それを見たヒューゴは「プリンセスを王子のレースから追い出してやろう」とソフィアの前で急に動きを止めソフィアをミニマスから落とします。
ヒューゴがわざとやったことに気付いたアンバーは「ひどいことをするのね」とヒューゴに愛想をつかし、ソフィアの応援に力が入ります。
絶望するソフィアにジェームズはレースに戻るよう迎えに来ます。「二人で一緒にゴールに向かうんだ」ジェームズに言われ、再びミニマスに乗るソフィア。
再びレースに戻ったソフィアを会場のみんなが応援します。応援を受けて、2人は少しずつ順位をあげていきます。
そしてラストの塔にやってきました。「ヒューゴに勝つのよ。必ずできる!」アンバーも心から応援します。
塔の鐘を鳴らせたソフィアとミニマス。気を取られたヒューゴは木にぶつかりそうになりスピードを落とします。最後の直線でソフィアとジェームズはヒューゴを追い越し、1着2着でゴールしました。
ソフィアとジェームズはめでたくペガサス・ダービーのチームに入ることができました。
ミニマスも自身もびっくり。「勝ったよ!本当に勝った。ってことは次のレースも勝たなきゃいけないのか?その次も?!もうだめーー」とひっくり返ってしまいました。その様子を見て笑うソフィア。
ミランダも「ソフィアならできると思ってた。」と抱きしめました。
アンバーはヒューゴを無視してソフィアの元へやってきました。「すごかったわね。ソフィア。私が間違ってた。ペガサス・ダービーはプリンセスにもできるのね。」
チームのユニフォームを着たソフィアを見て、アンバーは「もっといいものをあげたいわ。」とダービーのティアラをソフィアの頭に着けてあげます。
「大事なものなんでしょ?」と聞くソフィアにアンバーは「ソフィアに着けてほしいの。あなたの大ファンだから。」と微笑みました。
動画
ここまで文章で解説させていただきましたが「第1話 プリンセスのすること」は1話まるごと動画でご覧いただけます。ぜひ一度お試しくださいね。
hiromimiの感想
個人的にこの「プリンセスのすること」はすごく好きなお話です。女の子は女の子らしくと周りに言われても、「やりたい!」とはっきり意思表示するソフィア。男女平等と言われるようになった現代でも、私たちの心の中には「男の子らしく」「女の子らしく」というものは確かにあります。
男性と女性はもちろんイコールではありません。だから男女平等と言っても物理的に難しい部分はあります。でもこのお話しのように「男の子だから」とか「女の子だから」というだけで自分の好きな事を諦めるのではなく、クローバーが言ったように「本当に好きなら周りの事を気にせずやってみろ」と自分の子どもにこんな風に言ってあげられる大人でいたいなと思いました。また子どもたちにはこのお話を見て”自分のやりたい事を諦めずに挑戦するという事”を心のどこかで覚えていてくれたら嬉しいなと思って一緒に見ていました。
最初ジェームズはソフィアがペガサス・ダービーに出るのは無理だと思っていました。練習に参加することが決まっても一緒練習するのは恥ずかしいという思いがあったようです。でも何度落ちても一生懸命頑張るソフィアを見てジェームズも心を動かされます。ヒューゴに「僕のことは笑ってもいいがソフィアの事は笑うな!」と言った場面はかっこよかったです。
またアンバーも最初はソフィアがペガサス・ダービーに出るのを”プリンセスのすることではない”と反対していました。ソフィアが練習でペガサスから落ちそうになったところを見て心配する場面もありました。アンバーって気取ったきつい性格のような雰囲気を持っていますが、とっても優しい子なんですよね。私アンバーが大好きなんです。プリンセスだったらお洒落や宝石が大好きだし、チヤホヤされて育っているので「プリンセスらしく」というのは当然だと思います。アンバーの好きなところは素直な心です。間違っていたと感じたら素直に謝る。過ちを認める。これって生粋のプリンセスはなかなかできることではないと思っています。だから「すごかったわね。ソフィア。私が間違ってた。ペガサス・ダービーはプリンセスにもできるのね。」とアンバーが言ったセリフにはしびれました。
このお話は「ソフィアの成長」「兄弟との絆」「ソフィアを温かく応援するお城の大人たち」を感じることができる素晴らしいエピソードだと思います。YouTubeではこの第1話を無料で見ることができるので、気になった方はぜひご覧になってくださいね♪
ちなみにこの話で出てきた自信満々でちょっと嫌味なヒューゴ王子。もっと先のお話では「プリンセスのすること」の逆バージョンのお話しで出てきます。彼もいろんな事情があるようです。悪い子ではないんですよ。ソフィアに出てくるキャラクターって本当に嫌なやつって少ないです。それも魅力のひとつですね!
まとめ(見どころ)
・ペガサス・ダービーで活躍したミニマス。今後もどんどん出てくるので注目です。
・ジェームズとペガサスに乗った時のソフィアの表情が喜びに溢れていてとてもよかったです。
・ソフィアが朝練の時に歌っていた歌。メロディも歌詞も良くて元気が出ます!必聴です。
・レース後、お互いを称えてチームに入れたお礼をいうソフィアとジェームズ。ジェームズもソフィアの存在があったから今回のレースを頑張れたのですね。
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